コラム オーリャ!

2007年5月29日付け

 「お金取ってるなんて知らなかったのよ」。老ク連に勤める宇野妙子JICAシニアボランティアは昨年からこの三月ごろまでの半年間、宮城県人会の依頼により折り紙教室を開いていたが、「お茶もでないし、お菓子もでない。宇野さんは謝礼ももらわないんだから、ずっと無料だと思ってやっていたのよ。ビックリでしょ」との話が編集部に寄せられた。
 話をした人は「老ク連の仕事の傍ら、週に一回も通っていたんだから。そんなのってない」と憤慨しているが、県人会は「折り紙代として途中から集めだしたもので、一般会計とは別にして置いてあります。次の先生も探しながら、なんかの時に使おうかと」と説明。
 当の宇野さんは「数カ月で終わってしまって、生徒に申し訳ない」というだけだが、教室の運営形体を講師が知らなかったというのは、どうしたことだろう。  (稲)