進藤次夫氏

2007年5月30日付け

 南米産業開発青年隊長、秋田県人会長などをつとめた進藤次夫(しんどう・つぎお)氏が二十八日午前、大腸ガンのため入院中のブリガデイロ病院で亡くなった。享年七十七歳。
 秋田県雄和町出身。秋田県産業開発青年隊、建設省産業開発青年隊などを経て一九五八年、南米産業開発青年隊一期生としてあめりか丸で渡伯。パラナ州北部ウムアラマの青年隊パラナ訓練所に勤める。六四年の同訓練所閉鎖後、出聖。南米産業開発青年隊協会の設立に関わった。
 七八年から八〇年までブラジル秋田県人会長。その後も同会事務局長として二〇〇六年十月まで県人会活動に貢献したほか、生長の家の広報誌「圓環」の編集などにも携わった。「ゴマンの曠野」(九六年)「ブラジル日本移民の歩み」(〇六年、日伯両語)などの著書がある。
 葬儀は二十九日午前十一時からサンパウロ市のモルンビー墓地で執り行われ、同日埋葬された。