東西南北

2007年6月13日付け

 ルーラ大統領は実兄に続いて、もう一人の兄も新聞ダネになっている。誰がルーラ兄弟を生んだかは、タブーである。ゲイの日に続いて恋人の日だ。最近は恋人がひんぱんに替わるので、誰と交際中か分からなくなる。恋とは牧草のようなもの。植えて育てると、雌牛がきて食べる。マクドナルドはモーテルに行くカネがないカップルのために、ドライブ・スルーのセックス・スルー改造を検討しているらしい。
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 サンパウロ州サンロッケ市で十日夜、武装した四人組の男らが元警察署長(72)の家に押し入り、息子の警察書記官と銃撃戦を展開。書記官ともう一人の息子、犯人二人が撃たれて死亡、撃たれた息子らを見た元署長もショックで心臓マヒを起こし、死亡した。犯人二人は徒歩で逃走。被害者らが警察関係者とわかれば犯人はさらに危害を加えると考え、書記官は反撃したと警察は推測している。
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 サンパウロ総合大学の教職員は十一日、十九日間続いたストライキの終結を決定。
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 聖体祭の連休期間中、全国の連邦道路で交通事故発生件数は一三九八件と、前年同期比で二四・七%増加した。死者は九十二人で三三・三%増。交通量の増加に加え、南部と南東部は霧、北東部と中西部は野焼きの煙が視界を悪くし、事故増加につながったと交通局。
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 時間にルーズとみられるブラジル人もセックスは別―? 二十六カ国五〇〇〇人を対象にした国際調査で、ブラジル人の一二%がセックスの日取りを決めると回答した。この割合は一位の中国人(四一%)に次いで高い。仕事や子育てに忙しい夫婦の間で、週末の夜か朝の「予約」が多いという。