19年来の夢、開花=ピエダーデ=市とコロニアで「桜祭り」

2007年6月14日付け

 ピエダーデ市主催の「ピエダーデ桜祭り」が七月一日に同市レオネル・リベイロ・デ・パイヴァ大通りで初開催される。ジョゼ・タデウ・デ・レゼンデ同市長、神村マリオ文協会長、榎本敏郎同市イベントコーディネーターが六日来社、コロニアに参加を呼びかけた。
 桜祭りはピエダーデ文協主催で二十回以上行なってきているが、一九八八年のブラジル日本移民八〇周年を記念し、同大通りに植樹した二百八十本の沖縄桜のうち、百五十本が見事開花。
 毎年市民の目を楽しませていることから、「市のイベントとして、根付かせたい」とレゼンデ市長(三期目)の強い要望もあり、今回の運びとなった。
 同年はレゼンデ市長が初当選し、植樹にも関わった。九二年に訪日したさい、岐阜県内で行なわれた桜祭りを視察、多くの人出としっかりした運営に感心した。
 「このような祭りがピエダーデで出来ないものか」。以来、温めてきた企画だけに思いは強い。
 「今まで文協主催でやってきたが、これからは様々な形で手伝っていきたい」と神村会長。「文協や日系コロニアの助けなしには、桜祭りの成功はない」とレゼンデ市長が話を継ぎ、市と日系コロニアの結束ぶりを強調する。
 榎本コーディネーターは、「柿祭り同様、盛り上げていきたい。皆さん咲き誇った桜を見に来てください」と呼びかけている。