移民祭りで日系演劇祭=29日からクリチーバで

2007年6月27日付け

 毎年クリチーバで行われている、クリチーバ日伯文化援護協会主催(山脇ジョルジ会長)の第十七回「移民祭り」が二十九日、三十日、七月一日の三日間、同市内のバリグイ公園で行われる。
 「移民祭り」では一般向けと若者向けと場所が二カ所設置されている。一般向けの場所では盆踊りや歌謡祭、太鼓などが行われ、若者向けの場所ではJ―ROCKやコスプレ(漫画等の登場人物の仮装)のコンクールなどが行われる。両方の場所で中平マリコさんの歌も披露される。
 日系作家が脚本を書いた演劇が八演目も、この機会に公演される。日系作家の作品が一度にこれだけ紹介されるのは初めて。一般向けと若者向けの両方でそれぞれ一回ずつ公演される。
 八人の日系作家が参加するが、うち五人がサンパウロ州在住で、三人がパラナ州在住。
 各演目約十分間を予定しており、役者をするのは地元の大学生たち。
 佐野シルビオさんと綾部クラウジオさんの作家二人、広報担当の畑中ミリアン・リエさんが案内のために来社。「移民祭りで成功をおさめ、来年の百周年にはもっと大きな貢献ができれば」との抱負を語った。