文協が市に古着を寄付=芸能祭2日で750キロ

2007年7月3日付け

 ブラジル日本文化福祉協会(上原幸啓会長)は、「古着キャンペーン」を行なっているサンパウロ市に対し、ダンボール箱九箱分、約七百五十キロの古着を提供、文協大サロンで二十二日午後、譲渡式が行なわれた。
 これは先月二十三、四の両日に開催されたコロニア芸能祭入場の際に呼びかけたもので、今回二回目。
 昨年、その名称に「福祉」の文字を入れた文協のINSS問題解決を視野に入れた慈善活動の一環ともなっている。
 木多喜八郎文協副会長のあいさつのあと、サンパウロ市社会福祉開発局長代理のエステール・ローゼンバーグ・タランダシュさんは、コロニアの協力に感謝の意を述べ、「孤児院や市の簡易宿泊所に提供する」ことを約した。
 サンパウロ市議会のTV・CAMARAも撮影に訪れ、野村アウレリオ市議が案内役を務めていた。
 芸能祭実行委員会の頃末アンドレ委員長は、「来年アニェンビーで予定されている芸能祭でもキャンペーンに参加できれば」と希望を笑顔で語った。