コロニア5福祉団体に=今年も愛の贈り物=サンパウロ日本人学校PTA=衣類、雑貨、金一封を=〃交流の場〃を大切に

2007年7月5日付け

 サンパウロ日本人学校(志佐光正校長)PTAが、三日、衣類、雑貨、古本のほか「愛の募金」で集めた金一封を、サンパウロ日伯援護協会、憩の園(救済会)、希望の家、こどものその、やすらぎホームの五団体に贈った。PTA側の役員八人が援協を訪問、診療所前で五団体代表に直接手渡した。
 坂和三郎援協副会長が「毎年、みなさんの真心がこもった寄付を感謝しています」とあいさつし、贈呈式が進行した。
 式には、坂和副会長のほか援協の菊地義治副会長、加藤英世副会長、具志堅茂信事務局長、岡本正雄ルイスこどものその理事長、相田祐弘救済会副会長、一色マノエル希望の家理事、与儀昭雄やすらぎホーム委員長らが出席。
 志佐日本人学校校長は「今年で開校四十周年。学校の歴史は、日系福祉団体のみなさまの支援があって、ここまで成り立ってきました。何か喜ばれることを、と思い活動をしています。今後、子供たちの教育にも役立てるようにしたい」とあいさつ。
 五福祉団体の代表として菊池援協副会長が「今回も日系福祉団体に心のこもった寄付をしていただき、本当に感謝している。社会交流の場を大切にしたい」と学校側に感謝の辞を述べた。
 次に、同学校PTA社会奉仕部の阿部真矢子部長が贈呈を行い、各福祉団体に寄付金および山ほどの物品を手渡した。
 阿部部長は「毎年、愛の寄付金や各家庭で不要になった(まだ使用できる)品を持ち寄ってくださいと生徒、児童の父兄に呼びかけている。私たちの力で、喜んでいただける人々がいるなら嬉しく思います。今後とも活動や日系社会との交流を維持していくことが大切」と贈る言葉を述べ、満足した様子だった。