クリチーバ=佐藤総領事が着任披露=「同僚から羨ましがられた」

2007年7月11日付け

 【クリチーバ発】五月十七日に着任した佐藤宗一総領事の着任披露パーティが六日夜、クリチーバ市内の総領事公邸で行われ、パラナ州のオルランド・ペスッチ副知事や政財軍関係の代表者をはじめ、同州やサンタカタリーナ州の日系社会代表者ら約二百人が集まってその前途を祝した。
 「ここに赴任が決まったとき、外務省の同僚らから羨ましがられた」とのエピソードを挨拶の中で披露した佐藤総領事は、「来年の百周年が日伯間の次の百年に向けた出発点となるように有意義なものになるよう協力していきたい」との抱負で締めくくった。
 会場には十数人が小型バスで駆けつけたマリンガはもちろん、ロンドリーナ、アサイ、アプカラナなどの北パラナから、州都の団体、サンタカタリーナ州の主だった日系団体も参加した。これは、一昨年末に南大河州都ポルト・アレグレの総領事館が縮小されて出張駐在官事務所になり、業務の一部がクリチーバ管轄に移行されているため。
 高山ヒデカズ連邦下議、西森ルイス州議、二日からクリチーバ市総務局長に就任した原ルイ清氏らも出席した。
 ニッケイ新聞の取材に対し、パラナ日伯商工会議所の上野アントニオ会頭は、「ブラジル駐在経験が豊富で、ポルトガル語にも堪能な新総領事で、いい人に来てもらったと感謝している。きっと百周年に貢献してもらえるに違いないと確信しています」と歓迎の言葉を述べた。