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2007年7月12日付け

 去年の倍の人出を集めた、今年の文協桜祭り。実は、売店や舞台などの会場施設を結ぶ電気コードを昨年盗まれて、開催が危ぶまれていた。電線は全てのテント費用より高い約二万レアル。諸川有朋国士館副委員長は「あれは銅が多いからね」。しかし、日清・味の素アリメントスが電線を寄付、開催にこぎつけた。木多喜八郎文協副会長は「本当にありがたい話です」と笑顔。善意があったからこその、祭りの成功だった。
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 今回の参院選とあわせて実施される衆院補選。総領事館によれば、同館管内で、岩手一区内では十五人、熊本三区内では二百十七人が選挙人登録をしているという。移民大県・熊本ならでは。ちなみに岩手一区の市町村は盛岡市(旧「玉山村」を除く)、紫波町、矢巾町。熊本三区は山鹿市、菊池市、阿蘇市、合志市、植木町、大津町、菊陽町、南小国町、小国町、産山村、高森町、南阿蘇村、西原村、山都町(旧「矢部町」、旧「清和村」を除く)。
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 前回〇五年の衆院選では公館投票初日に現場を訪れた西林万寿夫総領事。今回も、との予定だったそうだが、公示日が一週間ずれ、すでに日程が入っていたため、初日訪問は見送りに。週末に訪れる予定という。