週末の投票も伸び悩む=4日目は雨天の中を2百人=在外選挙

2007年7月17日付け

 十二日の参院選公示を受け、十三日から文協ビルで始まったサンパウロ管内公館投票。十四、十五日は最初の週末ということで多数の来場が予想されていたが、二日間の来場者は四百人程度と伸び悩んだ。
 四日間で二千人以上が総領事館を訪れた、前回〇五年の衆院選。文協に会場を移した今回、初日の来場者は百人台後半と、当初の予想を下回った。
 土曜日の十四日も前日と同様の百人台後半。待ち時間もほとんどなく、訪れた人はスムーズに投票をすませていた。
 十五日は、文協講堂で二期会歌手のコンサートが開かれたため、投票会場をサロンから隣接の文協体育館に移動。期間中唯一の日曜日ということもあって来場者は増え、約二百五十人が投票に足を運んだ。この日は西林万寿夫在聖総領事夫妻も会場を訪れた。
 週明けの月曜日になると、雨が降る中、来場者は順調に伸び、午後四時時点で二百人以上が訪れた。投票開始から四日間の来場者は八百人前後となっている。
 今回は投票期間が九日間あることから、前回のような混雑は見られていない。伸び悩んでいる原因として、慣れた文協で投票できるために「急がなくてもいい」という心理が働いたとの意見もある。さらに、期間が長く、郵便でも間に合うことから、郵便投票を選ぶ人も多いと思われる。
 文協ビルでの投票期間は二十一日の土曜日まで。後半から期間終了までに、前回を上回る投票が見られるか、注目される。