大耳小耳

2007年8月9日付け

 人文研の百周年記念事業「人文研研究叢書」の第六弾「鈴木悌一―ブラジル日系社会に生きた鬼才の生涯―」(鈴木正威著)の発刊記念パーティーが十日午後六時から、文協ビル貴賓室で開かれ、本の販売(五十レアル)も行なわれる。入場無料で、招待状などの持参は不要。詳細は人文研(電話=11・3277・8616)まで。
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 このほどはじめてブラジルを訪れた陶芸家の大樋年雄さん。一般に治安が悪い国という印象が強いブラジルだが、むしろ大樋さんにとっては「ここはスローライフの国」と感じた。東京みたいにあくせくしない、ゆっくりした人間本来の時間が流れているという。
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 日本では夏休みシーズンを迎え、海や山での事故が相次いだ。共同通信の報道によれば、週明けの六日までに全国で十四人が死亡。五日には、静岡県磐田市の海岸ではブラジル人の母子三人が波にさらわれ、母親が意識不明になる事故が起きている。