九州大学とUSPが協定=さらなる交流を目指して

2007年8月14日付け

 サンパウロ大学(USP)法学部は創立百八十周年を記念して九日午後七時から、同大法学部教授会議室で『USPと九州大学の学術交流協定及び学生交流協定調印式』を行った。
 調印式はこの日開かれた特別評議員会の席上行われた。西林万寿夫在聖総領事、USPの関係者など約百人が見守る中、USPのスエリー・ビレラ学長と九州大学の柳原正治副学長が協定書に署名し、無事に協定式は終了した。今後は両大学間で、学生の交流事業、情報交換などを行っていくことになる。
 今回の協定には柳原副学長とUSP法学部の二宮正人教授(CIATE理事長)がそれぞれの国でコーディネーターを務めた。
 東京大学法学政治学研究科で共に勉強に励んでいた二人は二年ほど前に行なわれた学会で再会。久し振りの再会を喜び、協定の話が盛り上がり、丁度百八十周年の節目の年にあたる今年に、協定ができるようにと期限を決めて行動してきたという。
 そのおかげもあり、今回協定を結ぶことができた。柳原副学長は「今回の協定で様々なメリットができる。情報交換や生徒の交流など良いことが多い。しかし、紙面だけでは意味のないことなってしまう」と喜びを表しつつ、気を引き締めて話した。