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整備きっちり=きれいな環境=カンポス・ド・ジョルドン=さくらホームのこのごろ=空きあり=入居者募集=財政厳しく打開に努力=19日から恒例の祭り

2007年8月15日付け

 サンパウロ日伯援護協会経営の高齢者福祉施設、カンポス・さくらホームが入居者の募集をしている。十日、日系各紙の記者らを招いて、今月十九日から開催する「さくら祭り」の広報をかねた説明会を開いた。八巻和枝福祉部部長と与座博ホーム長、辻雄三経営委員によれば、同ホームは一九九九年、結核療養所から高齢者の福祉施設として再出発。現在の施設は療養所時代の面影をのこすことなく、きれいに再整備されている。
 同ホームがあるカンポス・ド・ジョルドン市は、サンパウロから百八十七キロの距離にあり、風光明媚な観光地として知られる。日系家族は約八十家族、以前は百家族ほどいたが、デカセギなどで年々減っている。
 ホームでの生活は毎朝のラジオ体操やオリジナル体操の運動にくわえて、それぞれが庭木や花の手入れ、池の掃除、野菜作りなどに取り組んでいる。趣味の裁縫や読書、マージャンや囲碁、将棋などのゲームを楽しむ人も多い。
 入居者数は昨年末から十人減って現在、二十七人。そのうち一世の日本人が二十一人を占め、九十代を最高に八十代の入居者がほとんどだ。五年以上の在籍者も全体の三〇%をしめている。
 「ホームの運営には四十人ほどの入居者が適切」と与座ホーム長。同ホームの入居者は財政状況などを理由に、約三割が入居費用の免除をうけている。そのため毎月一万レアルの赤字をだしている。それを補填するために、援協本部が助成したり、ホーム主催でさくら祭りやあじさい祭りを開催している。
 記者団はジョアン・パウロ・イスマエル同市市長と面談。ジョアン市長は同市の日系人の功績をたたえたうえで「今月の桜祭りにもぜひ多くの人に訪れてもらいたい」とすすめた。同市は今年、同祭りに五万レアルを寄付した。
 同ホームの六アルケールの敷地内には約千本の桜があり、これから見頃。今月十九日から始まる「さくら祭り」では鮮やかなピンクが来場者を迎えてくれそうだ。
 同ホームの入居者からは「カンポスは寒いといわれるが直に慣れる。空気もよくて、季節ごとにきれいな花がみられる」という声がきかれた。
 カンポス・さくらホームの入居費用は一月、一人部屋で約千五百レアル。三人部屋は一人、九百二十レアル。各部屋ともトイレがついている。基本的入居の条件は、自分のことは自分できること。問い合わせは援協福祉部(電話11・3385・6606)まで。

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