大耳小耳

2007年8月15日付け

 日本では最近、中国から和太鼓のコピーが進出、太鼓業界は大層頭を痛めている。通常価格の半分以下で販売されているので、ついつい手が伸びてしまう。皮を張った状態では専門家でも見分けがつかないが、皮が馴染んでくると音が全く違うものになるという。また、木をくり抜いて作る長胴太鼓なども木を張り合わせて、木目の色や形をつけているので分りにくいとか。太鼓ブームのブラジルでも注意したいところ。
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 静岡県浜松市の海岸で三年ほど前まで日系ブラジル人たちによって行なわれていた、ブラジル式夏祭り「ルアウ」が今年から屋内で復活、十三、十五、十七日の三日間開催されることになった。静岡新聞によれば、ごみ問題や騒音などで地域住民から苦情がきていたため中止されていたが、楽しみにしているブラジル人たちのためにと、日本の祭りをみて研究してきた。努力の甲斐もあり今回の開催に漕ぎ着けた。今回は日本語のチラシも作成したという。ブラジル人の祭りから町のイベントとして定着するだろうか。