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入植以来の夢が叶う=ラーモス移住地=悲願の舗装道路が完成=来月9日に開通式挙行=州知事、大使も出席して

2007年8月25日付け

 入植四十三年目に悲願達成――。サンタ・カタリーナ州ラーモス移住地をはさんだクリチバーノス、フレイ・ロジェリオ両市を結ぶ舗装道路(州道SC四七一号線)の開通式が九月九日午前十時、ラーモス日伯文化協会会館前で行なわれる。州政府の主催。ルイス・エンリッケ州知事、島内憲在ブラジル日本国大使、佐藤宗一在クリチーバ総領事ら多くの来賓、関係者が出席。移住地と関係の深い斎藤準一空軍大将にも出席を打診している同文協の山本和憲会長は、「(道路舗装は)移住地創立からの願いだった。将来の活性にも繋がれば」とニッケイ新聞の取材に声を弾ませ、喜びのコメントを寄せた。
 「雨が降れば、三十キロ先のクリチバーノスまで三日がかり。丹精込めてつくったトマトが腐ったこともある」
 苦労したのは大人だけではない。ぬかるみにはまった通学バスを雨の中、押す子供たち。「日照りが続けば、バスの中は土ぼこりで目も開けられないような状態だった」(山本会長)
 九五年に行なわれた入植三十周年で公演を行なった弓場バレエ団のバスが雨のため帰路に着けず、連泊を余儀なくされたこともあったという。
 そんな地の利の悪さでも有名だったラーモス移住地に転機が訪れたのは、〇四年末。多くの関係者の働きかけもあり、ルイス・エンリッケ州知事が舗装工事計画書に調印。
 世界開発銀行(BID)から、約二千四百万レアルの資金融資を受け、翌年着工、昨年末には通行可能な状況となった。
 移住地を流れるマロンバス川に架かる橋建設を最後に一連の舗装事業が完了する九月末に先駆け、約千人の入場者で賑わう桜まつり開催日に併せ、今回の運びとなった。
 同移住地には、「さくら公園」「平和の鐘公園」があり、梨や柿、ニンニクなどの特産品を販売する多目的観光物産展として活用される八角堂も九月末に完成する予定だ。
 それに加え、移住地周辺には、ドイツやイタリア系移住地が点在、日本文化発信基地を目指すラーモスと連携する動きもでているという。
 今回の舗装道路開通により、多くの来訪者を期待する山本会長は、「柿、梨狩りなども新しいイベントも検討していきたい」と話し、移住地活性化にやる気を見せている。
 八、九両日は移住地内で第十回さくら祭りが行なわれており、多くの人で賑わうと見られている。
 開通式・さくら祭りに関する詳細は、ラーモス移住地(電話=49・3292・2035、山本)まで。

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