ブエノスでセミナー=二天、ワークショップも

2007年8月30日付け

 二天武道研究所(岸川ジョージ主宰)は、十七日から三日間、ブエノス・アイレスのレコレッタ道場でセミナー「〇七年兵法二天一流剣術」を開催した。岸川主宰によれば、〃合宿〃である。実行は同道場。同市周辺の古武道を学ぶ人たち五十人が参加した。
 セミナーの内容は、古武道の歴史、理論の学習、そしてワークショップ。二天一流の開祖宮本武蔵から現存の吉用清(よしもちきよし)第十二代宗家に至る系譜も学んだ。
 ワークショップでは、ウェンゼル・ボーンさん(33)が、型を見せた。ボーンさんがブラジル古武道連盟(岸川ジョージ会長)の副会長で、会長の秘蔵弟子。ともに日本で修行を重ね、岸川会長は二天一流の免許皆伝、ボーンさんは奥伝を許されている。
 二天武道研究所は、来る十一月十五日から十八日まで、やはりブエノスで、南米古武道大会を開催する。参加は、地元アルゼンチン、ブラジル、チリ、ウルグァイ、ペルー、ベネズエラ、そして特別参加のメキシコ。およそ百選手が剣術、居合、杖術、十手、鎖鎌、薙刀などで技を競う。