「推薦、速やかに」=百周年協会表彰委=関係団体に催促

2007年8月31日付け

 ブラジル移民百周年協会の表彰委員会(桂川富男委員長)は、「二つの百周年記念表彰」の(被表彰者)推薦締め切り日(九月三十日)が、迫っているとし、二十七日、「すみやかに」と、各日系団体会長に呼びかけた。委員会はすでに各団体に対し、表彰趣意書、表彰者数、基準などを通知済みだが、反応が今一つであるため、今度の呼びかけを行った。
 桂川委員長と五十嵐司委員によれば、表彰の対象となる人は「ブラジルならびに日本人社会のメンバーで、日本移民をブラジルに定着および融合させるために、顕著な功績または日伯両国関係に多大な貢献をした人」。
 推薦を受け付けている表彰は、A=日本国外務大臣表彰、B=移民百周年協会表彰の二つ。
 Aは、わくが六十五人(団体)。現在活動中の団体、健在の個人どちらも対象になる。日本政府から銀盃が贈られる。
 Bは、わくが二百五十人(団体)。現在盛んに実績をあげつつある団体、あるいは過去に功績があって、現在消えてしまった団体や機関、例えば南米銀行、コチア産業組合などでもいい。それと過去功績のあった個人、と現在活動中の個人どちらでもいい。百周年協会から移民上陸記念碑のミニ・ブロンズ像が贈られる。
 委員会は「A、Bの推薦は別個に、連合会があるところは連合会を通して送ってほしい」と要請している。推薦状に記された文章は、後日、一冊(日、ポ語)にまとめられる。