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日経初代特派員の竹本さん=「経済界」でブラジル特集

ニッケイ新聞 2007年10月4日付け

 経済ジャーナリストの竹本昌史さん(65)が経済雑誌「経済界」が企画しているブラジル特集号の取材のため、一日に来伯、サンパウロのほかにベロ・オリゾンテ、ベレンなどを訪れる。
 竹本さんは一九七四年、日本経済新聞サンパウロ支局開設時の初代特派員として来伯。七八年まで駐在した。
 「当時は国家アルコール計画や石油開発が始まった頃。それが現在花咲いている」と三十年ぶりの来伯の感想を語った。
 十九日までの滞在期間中に、ブラジル経済全体の概観、ペトロブラス、リオドセ、ウジミナス、セニブラ(ミナス州)、アルブラス(パラー州)など大手企業、自動車、鉄鋼、エタノール業界などを中心に欧米諸国の投資状況や日本進出企業の活躍ぶりも取材する。
 「経済的に冷え込んだ時期を経て、〇四年頃から国際舞台に駆け上がってきているブラジルを新しい角度で見直す時期」と百周年を機会に捉え、「ブラジル経済界の現状を日本に紹介したい」と話した。

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