第12回パラナ民謡大会=今年は76人が熱唱=優勝は清水千鶴子さんに

ニッケイ新聞 2007年10月6日付け

 【パラナ新聞】一九九五年に日伯修好百周年を記念して、パラナ日伯文化連合会(西森ルイス弘志会長)が始めたパラナ日本民謡大会の第十二回大会が八月二十六日、マリンガ市のマリンガ文協(ACEMA)会館で開かれた。
 同大会にはクリチバ市、ロンドリーナ市、マリアルバ市、マリンガ市から七十六人が参加。名人戦と年齢別で五部門に分かれ行われた。
 開会式でマリンガ文協の鈴木エドワルド会長、清水弘之マリンガ民謡会会長があいさつ。鈴木会長は「出場者を歓迎し、大会関係者の協力に感謝している」と話した。
 審査委員長を務めた植田憲司アリアンサ芸能民謡部長は「日伯修好百周年記念で始まった第一回大会もこの会場で行われ、今回はマリンガ市制六十周年、並びにアセマ創立六十周年という節目の年に、この会場で開催されることをうれしく思う。第一回大会から優勝盾を寄贈している月間民謡社の山本敏之社長に感謝している」と話した。
 中年の部と名人戦の両部門で優勝した清水千鶴子さんは「この大会は上手な人が多かったので、勝てると思っていなかった。優勝できてとてもうれしい」と笑顔で話した。
 各部門一位入賞者。名人戦・清水千鶴子(マリンガ)、寿年の部A・中川芳則(ロンドリーナ)、寿年の部B・松本あい子(クリチバ)、高年の部・松村みな子(ロンドリーナ)。中年の部・清水千鶴子(マリンガ)、幼少年の部・市川マリアナ(マリンガ)