東西南北

ニッケイ新聞 2007年10月19日付け

 二十一日にF1レースがあるインテルラゴス。今日、明日はレースそのものではないが、自由練習ならびにポールポジションを決めるためのタイムを計ったりと慌しい。今日から日曜日にかけて近辺を通る車は渋滞に巻き込まれることを覚悟でお出かけを。
     ◎
 水不足で困っているのはどこも同じだが、大サンパウロ市圏ではカンタレイラ貯水池からの給水地域にはアルト・チエテから、グアラピランガ貯水池からの給水地域にはビリングスからそれぞれ取水することで給水量を確保する方策が採られることに。これまでも行われてきた方策ではあるが、サンパウロ州水道局としては十月末まで様子を見る予定であった。予想したほどの雨が望めず、今回の処置となったもの。くれぐれも節水にご協力を。
     ◎
 二五年間連添った夫婦に悲劇。サンベルナルド市で勤務する警察署長(四七)が十六日未明に、奥さん(四九)と子供二人(一三、二三)を射殺したうえで、自分もこめかみを打ち抜いて自殺。奥さんはコチア市の市立学校で一五年校長を勤めたが、最近はうつ病の治療を受けていた。警察署長のほうも、年頭からストレスが溜まり、うつ状態だったと言うが、はっきりした原因は不明。
     ◎
 ストレス、運動不足など、健康を損なう要因は多い。心身両面が健康であることが本当の健康であると言うが、幼少時、良い本との出会いがあったことが内面的な豊かさを生み出したと言う人も多いのでは。全伯の五五六四の市で公立図書館のない市が六四三あるというが、このほどそのうちの二六三の市に二〇〇〇冊ずつの本が寄贈されることになった。本とともにCDやDVD、本棚も寄贈されると言う。