ピニャールでお話発表会=司会進行も生徒がこなし

ニッケイ新聞 2007年10月26日付け

 コロニア・ピニャール日本語モデル校(原たずこ校長)主催の「第十四回校内お話発表会」が、去る六日午後六時から同校の文化センターで開催された。
 審査員は、後藤紀子JICAシニアボランティア、徳久俊行コロニア・ピニャール文化体育協会会長など五人。開始時刻が近づくと、生徒や父兄などが続々と参集、子供たちの晴れ姿を見るために約百人が詰め掛けた。
 原校長は開会の挨拶で、「お父さんやお母さん、祖父母たちに普段の勉強の成果を見せてください」と生徒を激励。その後、全校生徒三十七人がカテゴリー別に分かれて、「ぼく(わたし)の学校」や「日本移民百周年」などのテーマを元に書いた作文を必死に覚えて朗読した。
 司会やマイク係など進行に関することは、生徒たちが分担してこなした。発表者が壇上に上がると、生徒たちは応援の意味も込めて大きな歓声を送っていた。
 六年生の部で優勝した田中ゆきさん(12、三世)は「学校が大好きで、必死に練習したので、二度目の優勝で嬉しい」と顔を綻ばせた。
 お話発表会終了後には、父兄たちが持ち寄った夕食に参加者は舌鼓を打ち、和やかな雰囲気のまま終了した。
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 入賞者は以下の通り(敬称略)。
 【幼稚園】越智あきお。【一年生】山下ゆり。【二年生】西川ゆかり。【三年生】中原かずお。【四年生】山下ひろき。【五年生】山田とおる。【六年生】田中ゆき。【七年生】広瀬あさみ。