母県知事から礼状届く=新潟県人会=中越地震への義捐金で

ニッケイ新聞 2007年10月31日付け

 ブラジル新潟県人会(柿嶋昭三会長)は今月九日、去る七月十六日に新潟県中越海岸地域を襲った「中越地震」被災者への義捐金を、母県県庁の関係窓口に渡した。
 県人会関係者が訪日する機会があるとのことで、県庁まで赴き直接関係者に手渡した。
 同県人会は三年前の中越地震の際も義捐金の募集を行っている。今回は当初、激励の言葉を送るだけの計画だったが、予想より被害が大きかったため、義捐金を送ることを決定した。
 今回集まった金額の内訳は県連千レアル、石川県人会千五百レ、坂川オノフレ氏一万レ、新潟県人会及び会員五千七百十レで、合計一万八千二百十レ(約百二十六万円)となった。
 先週末に泉田裕彦知事から同県人会に礼状が届いた。その文中には「戴いた義捐金は被災者の生活再建に活用したい。貴重な義捐金を賜わり、新潟県民を代表して心から御礼申し上げたい」などと書かれていた。
 柿嶋会長は「協力者には本当に感謝している」と感謝を表した。