県連代表者会議=執行部騒動で会長謝罪=問題解決は執行部に一任

ニッケイ新聞 2007年12月22日付け

 ブラジル日本都道府県人会連合会(松尾治会長)は、二十日に愛知県人会で、十二月の代表者会議を行った。
 開会のあいさつに立った松尾会長は、大西博巳副会長との一連の騒動について簡単な流れを話し、「私の不徳の致すところ」と陳謝した。その後、山田康夫副会長が、大西氏が各県人会に送ったFAXの内容を読み上げ、現在でも大西副会長は副会長で、罷免する考えのないことを強調。会議では、今回の騒動解決について、執行部に一任することが承認された。
 この日は十二月の事業・会計報告のほか、〇八年度の予算計画、事業計画なども発表。来年の日本祭りに二百人以上の芸能人を呼ぶことも計画されているという。
 また、来年の百周年に関し松尾会長が、個人単位や県人会レベルでの資金カンパを行うのにあたって、リッファを作ったことを説明したが、協会関係者が来ていなかったため、詳細については触れなかった。
 出席者からは、日本からの記念式典出席者に対して、各県人会で歓迎会を行っては、との提案もされた。
 会議終了後には忘年会が行われ、西林万寿夫総領事など来賓はじめ二百人近くの出席者でにぎわった。席上、県連から援協など福祉団体五団体に対する寄付も行われた。