コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年2月21日付け

 一年に二回行われている商議所の恒例業種別部会長シンポジウム。今回十一部会が発表を行い、四時間を超える長丁場となった。
 発表時間は各部会十分、加えて質疑応答五分で両方合わせて合計十五分と時間が規定されている。発表者は十五分を超えて長々と発表する人や発表自体が十五分きっちりで終了する人など色々だった。そのため、時間を気にしてか、質問が出たのは一度のみだった。
 僅か十分そこそこで一年間を回顧し、次の一年間を展望することはほとんど不可能に近い。発表者は少しで多くの情報や展望を話そうと考えて、かなり早口でマシンガントークのように話、聴衆者にゆっくり考える暇も与えていない様子。
 貴重な情報を聞ける良い機会なのだが、もう少し発表に対して時間を割いたほうが、意見交換や勉強になることが多いのではないか。  (坂)