大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年2月27日付け

 サンベルナルドの百周年では市内数カ所の広場の再整備が予定されているが、この他にも、一世・日系人の名のついた広場に桜とイペーを植樹する計画もあるという。現時点では十八カ所だが、関係者によれば未確認のものもあり、まだ増えるかもしれないそう。さらに同市では、日系の名のついたルアに記念のプラッカをつける計画も。こちらは二十六カ所。同市と日系社会のつながりの深さを感じさせる。
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 援協福祉センター建設事業。早くも同協会の一理事が建設費支援のため、「十万レアルを寄付します」と申し出ているという。グアルーリョス市に暮らす一援協会員も、建設費支援にと千レアルを事務局に寄付しにきたとか。援協関係者はこうした協力者の名前を永遠に残すため、豪華版の奉加帳も用意する考えだ。
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 結城座江戸糸あやつり人形の公演で使用される人形たち。記者会見に持ってきた二体は約六〇センチのものだったが、中には一六〇センチになるような大きなものもあるのだとか。この人形は、男性人形は十七本、女性人形は二十本の糸で操る。会見後のパフォーマンスでは、生きているような仕草に伯字紙記者も驚きの声を上げていた。