東西南北

ニッケイ新聞 2008年2月28日付け

 睡眠時無呼吸症候群などで眠りの浅い人が増えているが、C~Eの範疇の運転免許所持者は、更新時の検査で睡眠などについての質問を受け、必要によっては検査を要求されることになった。居眠り運転の発生を防止するため。トラックやバスの運転手四〇〇人へのアンケートで、一六%が居眠りの経験あり、五二%が知り合いで居眠りした人を知っていると。
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 二十六日未明、アパレシーダに近いヅットラ道でサンパウロ市方面からの大型トラックの荷台部分が外れ、対向車線を走ってきたバスが避けきれず、衝突、横転。バスの後を走っていたトラックも避けきれず、バスの車体をかすった形で跳ね飛ばされ、路肩を割った。バスにはサンパウロ市の病院で検査を受ける人たち三〇人が乗っており、五人が死亡、一二人がケガをした。荷台が外れたトラックは一月前の点検では異常はなかったという。
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 二十六日午前、リオ市中心部の六階建てのビルで爆発事故が起き、上部三階分が崩れ、九人がケガをした。発端となった宝石加工場として使われていた部屋にはガスボンベ一三本のほか、酸素やアセチレンガスのボンベもあり、ボンベの交換時に爆発が起きたものらしい。宝石工場の息子が体表面積の八〇%を火傷など、少なくとも三人は重傷。ガス漏れも起き、付近のビル一二件へのガス供給が止められた。
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 事故やケガといえば救急車だが、サンパウロ市東部とタトゥイー市では、二二〇台もの救急車が野ざらしの状態で放置されている。マット・グロッソやぺルナンブコに送られるべきものも混じっているというが、書類が停まったままなど、寄贈者の好意をよそに、お役所仕事は無駄が多い…。