コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年2月28日付け

 クリチーバで行われた第三十七回老中戦将棋大会。サンパウロから約四十人が駆けつけて、盛大に行われた。サンパウロからのバスに帯同し、取材に訪れた。
 約八時間のバス移動を終え、クリチーバのホテルに到着するや否や、ロビーで将棋を指し始める参加者たち。夕食後も当然のように、と指している。
 大会当日の朝も、朝食を食べながら将棋を指している人もいた。会場に少々早く到着したために、パチン、パチンとまたもや指し始めた。
 競技開始直後は、待ってましたとばかり、勢いそのままに一心不乱に指し始める。
 酒を片手に、勝っても負けても楽しく打ち続ける参加者たち。酒の肴は将棋で充分、かのように飲んで、指して、を繰り返していた。彼らにとって将棋は、生活の一部であることは間違いないだろう。     (貴)