大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年3月4日付け

 サンパウロ市のドン・ペドロ駅からブラスに向かう橋の上で新手?の強盗が出没しているよう。三日午後、サンパウロ市在住の日系男性が橋を渡っていたところ、真ん中付近で、「浮浪者にも見える(本人談)」ひげ面で体格の良い男が被害者の後ろから接近。横に並んだところで声をかけられ、被害者がそのまま行こうとすると、刃渡り三十センチのナイフを出して脅したという。ケガはなかったが、デジカメや現金などを奪われた。一般的には強盗は二人以上だと思っていたが、一人でも油断は禁物。
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 大好評だったオペラ季節館の「歌の華祭」。趣味としてヴァイオリンを楽しむ西林万寿夫総領事も、一観客として来場していた。懐かしの音楽を聞きながら指揮者のごとく右腕を振りながらリードを取っていたり、有名な「ひょっこりひょうたん島」を口ずさんだりしている姿が印象的だった。帰り際には「懐かしくて口ずさんでしまったよ」と嬉しそうな表情で話していた。
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 イタチアイア幼稚園で行われたひな祭り。普段は制服で通っているが、この日は、女の子たちは何を着てきても良いことになっている、と日本語部コーディネーターの佐々木知子先生。一方、子どもの日の五月五日は、男の子が何を着てきても良いことになっているそう。浴衣やワンピースなどの服を着ている子もいれば、父兄が忘れて制服のままの子もいたりと様々。浴衣の子は祭りの後すぐに着替えてしまったが、やはり可愛い服よりも、動きやすい服のほうが良いということか。