創作エイサーで元気づけ=ボリビア、水害被災者を

ニッケイ新聞 2008年4月4日付け

 【沖縄タイムス=山城博明サンタクルス通信員】「心~こころ~」をテーマに、創作エイサーの琉球國祭り太鼓ボリビア支部(池原鉄也支部長)結成七周年記念公演が去る三月一日、オキナワ移住地の日本ボリビア協会文化会館ホールで、二日はサンタクルス市内にあるサンタクルス中央日本人会のニッケイホールで開かれた。
 池原支部長は「皆さんの協力を得ながらボリビア支部はカーニバルのパレード、演劇祭での披露などボリビア各地のイベントに参加してきた。今日、水害で多くの人々が厳しい日々を送っている。私たちのエイサーで明日への希望を見いだしていただけたらと思いテーマを『心~こころ~』とした」とあいさつした。
 公演は「息吹」「童神」「結」「胸心」「大志」の五部構成。サンタクルス市内の琉球舞踊愛好会の友情応援で「かぎやで風」「谷茶前」が披露され、サンタクルス武術研究会のゲスト出演で盛り上がった。
 オキナワ移住地とサンタクルス市内の祭り太鼓メンバー五十人余りのリズミカルな太鼓、パーランクーの音が会場に響き、サンタクルス公演では来場者の多くがボリビア人で、陽気な性格からエイサーのリズムに合わせて体を動かしながら見入る人も多かった。