大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年4月15日付け

 なにか面倒な事態が起きると日系人を責任者にするというのは、ブラジル社会のパターンになっているような感じがする。サンパウロ州の刑務所で暴動が頻発したときは古川長氏が長官として辣腕を奮い、旅客機が立て続けに墜ちて空港ストが頻発すると斎藤準一空軍総司令官が就任したのは記憶に新しい。現在ブラジリア大学で起きている総長追い出し学生ストでも、暫定総長に就任したのはマミヤ・ノブオ・エジガール氏。ということは、もしかして大統領にスキャンダルが頻発した時こそ、初の日系大統領の誕生か?
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 コジロー出版社が発行する月刊情報誌「ピンドラーマ」は、移民百周年を記念し、移民当時と現在の写真、コメントを併載した「ブラジルと私 今・昔」を企画しており、希望者を募集している。布施直左編集長は、「移民の方の『昔と今』を写真で紹介したい。簡単なアンケートだけですので、気軽にご連絡ください」と話している。詳細は同社(電話=11・3277・4121/布施)まで。
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 〇八年のミスブラジルの選考が十三日にあり、南大河州出身のナタリア・アンデルレさん(22)に決まった。一部報道によれば、今回の出場者の中で一番多く整形手術を受けているらしい。今年七月にタイであるミスユニバース世界大会に出場する。ちなみに二位となったヴァネッサ・ヴィダルさん(24、セアラー州)さんは、大会初の聴覚障害を持った出場者だそう。