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マリンガの100周年=記念プロジェクト=「日本公園」建設着々と=歩道や石組み=体育館骨組み完成=観光客増やす経済的な効果

ニッケイ新聞 2008年5月8日付け

 北パラナ・マリンガ市の日本公園「パルケ・ド・ジャポン」の建設工事が急ピッチで進められている。日本移民百周年を記念した市あげての一大事業で、二〇一〇年の完工を目指している。七日午後、安永修道マリンガ百周年実行委員会委員長と富居クリスチーナ・プロジェクト・マネージャーが来社、進ちょく状況を報告した。
 日本公園の建設は姉妹都市提携を結ぶ兵庫県加古川市の協力のもと、〇五年五月に始まった。八万四千五百十平米の広大な土地に日本庭園、文化センター、総合体育館、観月台やレストラン、ギャラリー、茶室、池と浮島、東屋などを設け、約一キロの園路で散策も楽しめるようになる。
 公園内の大部分を占める日本庭園では、現在、歩道や石組みの整備が続けられている。この一部には「加古川の庭」と名付けた区画を設置。庭につかう石と灯篭は同市から船で送ってもらい、その整備作業に今月二十四日に同市から来伯する三人の庭師があたる。
 「日本庭園は六月までに五割くらいまで進めたい」と富居マネージャー。ただ今年は例年より雨が多く、一度雨が降ると赤土の土地がぬかるみになり、二日間は工事ができないと嘆く。そのため晴れた日に作業時間を増やし、遅れを取り戻しているという。
 公園内の一角に建設している総合体育館は、このほど骨組みを終えたばかり。同体育館はブラジル南部柔道優秀センターとしてスポーツ省からの認定を得たもので、こちらも今年の六月までに大方の工事を終えるのが目標だ。
 パラナでは六月二十二日にローランジア市で記念式典を開催することが決まっており、皇太子さまのご臨席も予定されている。マリンガ側では翌二十三日に、皇太子さまをお招きして、記念モニュメントのイナウグラソンや記念植樹をおこないたいと希望している。
 記念モニュメントは、正三角形のコンクリート製の土台で、「バランス感覚に優れた東洋人の特徴」を表現、頭頂部に日伯両国の地図を入れた銅球を掲げ、日伯友好の象徴となる。
 安永委員長は「マリンガの日本公園は移民百周年最大のプロジェクトだと思う。急いで工事を進めていきたい」と話す。市にとっても、観光客を増やし、経済的な効果が期待できるとして、計画推進に意欲的だ。

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