一人暮らしの老女襲う強盗=北パラナ=4カ月で2人が死亡

ニッケイ新聞 2008年5月13日付け

 【ロンドリーナ発】去る二月一日、パラナ州ローランジャ市で一人暮らしの白髭マサコさん(66、二世)が自宅で殺害され遺体が浴室で発見された。事件は、同家でいつも雇っていた塗装業者(ピントール)の犯行とみて指名手配されていたが、一カ月後、ロンドリーナのロドビアリアで逮捕された。ところが今度はロンドリーナのジャルジン・ウニオン・ダ・ビットリアに住む一人暮らしの伊藤しげ子さん(73、一世)が、自宅浴室で遺体で放置されているのが見つかった。
 事件は五月九日の夜起きたものとみられる。隣人が同夜コジーニャで伊藤さんが大声で口論しているのを聞いており、毎朝顔を見せる伊藤さんが現れないので、不審に思った隣人が警察に通告して発覚したもの。
 伊藤さんは寝室で殺害され、遺体は浴室に運ばれて放置されたものとみられる。
 家には猛犬を飼ってあり、犯人が外部から侵入した形跡や盗難の様子もないところから、警察では知人による犯行とみて、インキリーノ(借家人)との間にトラブルがなかったかなど調べている。