鶴賀栄治氏

ニッケイ新聞 2008年5月15日付け

 カニカマ製造会社のMGSFOODS社、医療機器を取り扱うDIBMED社の社長を務める鶴賀栄治さんが十三日午後五時頃、ガンのため療養中のサンタクルス病院で死去した。享年七十四歳。
 島根県壱岐郡西郷町出身。コチア青年として一九五七年に渡伯後、レジストロでの茶栽培を経てサントス、マセイオで漁業に従事した。六五年にサンパウロでDIBMED社を設立。〇一年十月にMGSFOODS社をカンポ・グランデ北部工業地帯に建設し、現在まで社長を務めていた。
 島根県人会会長を六年間務めたほか、文協会計、全伯講道館柔道有段者会理事など多くの日系団体で役員を歴任した。
 葬儀は十四日午前十時からモルンビー墓地で行なわれた。初七日法要は十八日午前十一時から南米浄土宗別院日伯寺(Av Paula Ferrira,1133-Piqueri)で行われる。