岐阜県人会=創立70周年で多彩な行事=知事、議長ら百人以上が来伯

ニッケイ新聞 2008年5月16日付け

 ブラジル岐阜県人会(山田彦次会長)は、同県人会創立七十周年、岐阜県人ブラジル移住九十五周年、日本人ブラジル移住百周年を記念して、二十五日午前十時から愛知県人会館(Rua Santa Luzia,74)で記念式典を開催する。節目の年にあわせ、現在、絵画展や着物ショーなど様々な記念行事の準備が進んでいる。山田会長、金子享資書記理事が案内のため来社し、「すこしでも多くの人に訪れてほしい」と参加を呼びかけた。
 母県からは古田肇知事、玉田和浩議長はじめ、県議会議員十五人、県内十市から市長、市議会議長、市議などが式典に出席。一般参加を含め総勢百十一人の慶祝団が来伯する見込みだ。
 知事など県代表団は二十四日に着聖。正午からモジ市で安部順二市長らと閲兵式に参加した後、モジ・ショッピング(Av.Vereador Narciso Yague Guimaraes,1001,Centro Civico)で記念昼食会が開かれる。
 昼食会の後には岐阜新聞主催による「着物ショー」が開かれ、琴演奏や十二単着付け、束帯、きつけ舞などが披露される。モジ文協の会員たちもモデルとして参加する。
 知事一行は同日夕方にサンパウロで県人会関係者の意見交換、会館視察などを行い、翌二十五日の式典出席後、イビラプエラ公園の開拓先没者慰霊碑などを訪問する予定。
 同会ではまた、姉妹都市の関・モジ両市との共催によりモジ・ショッピングで記念絵画展を開催する。日本人、日系人、ブラジル人作家三十人の作品九十点を展示するもので、六月十四日まで開催。二十三日午後三時半から会場でイナウグラソンが行われる。
 知事一行はサンパウロ市の式典出席後アルゼンチンで在亜県人会三十五周年式典などに出席し、帰国する。
 式典等に関する問い合わせは同県人会(11・3209・8073)まで。