大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年5月27日付け

 母県から百人以上の慶祝団を迎えて、盛大に記念式典を開催した岐阜県人会。知事、議長はじめ県内の市長も訪れていたため、式典での来賓あいさつは母県の人たちが中心。文協、援協、県連のコロニア御三家代表も訪れていたが、コロニア側のあいさつはなく、式が始まってから紹介され壇上にあがる場面もあった。当日は半数以上の県人会会長が訪れていたが「招待された意味がわからない」と困惑した様子。県連代表者は原稿まで用意していたようだし、事前の調整不足が惜しまれるところ。
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 昨年七月のYOSAKOIソーラン大会で、見事三連覇を達成したグループ・サンセイが、ブラジル代表として、六月初旬に北海道で行われるYOSAKOIソーラン大会に出場する。現在ブラジルで指導普及にあたるJICAシニアの嶌原さんは「グループ・サンセイなら、日本の愛好会のチームよりレベルは上。恥じないような演技をみせてくれるだろう」と評価した。ブラジルのYOSAKOIが本場日本と肩を並べる時が来ようとしているのかもしれない。
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 サンパウロ大学哲学文学人間科学部・日本文化研究所に寄贈された「日本外交文書」。同文書は同研究所の図書館に行き、入館カードをつくればだれでも閲覧できる。移民史を研究したい人にとっても、有用な史料になりそうだ。