伯日議連=折り紙作って日伯友好=50万個で国旗パネル作成

ニッケイ新聞 2008年6月6日付け

 約百五十人もの連邦両院議員が参加している伯日議員連盟(高山ヒデカズ会長)は同下院で四日午後、折り紙キャンペーンの開始式を行った。
 上院通信によれば、五十万個の折り紙を組み合わせて、日伯両国旗をかたどった百周年ロゴマークのデザインの巨大パネル「ブラジルの夢」(九×二三メートル)を三枚しあげる。完成後は十一月から同議会で永久展示される予定。
 両院議長、島内憲駐伯日本国大使らも参加し、すべての参列者はみな折り紙を一つずつ作った。なかでもアルリンド・キナリア下院議長はあいさつの中で、「このパネルが完成した暁には素晴らしいオメナージェンになる」と持ち上げた。
 このキャンペーンの構想は四月の百周年東京式典で、天皇皇后両陛下および福田康夫首相らの前で披露されていた。
 高山会長は「折り紙で指先が器用になり教育効果も高い。伝統的な作り方を書いたものを公立学校に配りたい。みなさん協力を」と呼びかけた。
 このキャンペーンに参加したい人は、最寄りのブラジル銀行、レアル銀行、連邦貯蓄銀行などで折り紙を作り、そこに備え付けられた「折り紙投函箱」に入れるだけという。日本でも国際青年会議所(JCI)の五十七支部で受け取る。
 折り方や詳細は公式サイト(www.origamido centenario.com.br=日本語頁あり)まで。