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「移民百年の道ウォーク」=沿道からの声援に感動

ニッケイ新聞 2008年7月2日付け

 日本移民百周年の記念事業として、去る六月十二日から十五日までの四日間行われた「移民百年の道ウォーク」(リベルダーデ歩こう友の会、SESCサンパウロ、日本ウォーキング協会共催)。
 十六日、日本ウォーキング協会から木谷道宣副会長(団長)、内野広志事務局長、神田靖男主任指導部長、川崎優子会員、熊本県ウォーキング協会宮川契子会長、リベルダーデ歩こう友の会から榎原美年夫理事、秀島正幸理事たちが本紙を訪れ、今回のイベントの感想を語った。
 同事業は、サントス港に着いた日本移民がサンパウロの移民記念館(旧移民収容所)まで汽車で通った道のりを、四日間に分けて歩いてたどったもの。
 木谷団長は「三市を跨いでのウォーキングは初めてだったが、沿道から歓迎してもらって良い思い出になった」と嬉しそうに話し「今までは日本人と日系人ばっかりだったが、ブラジル人も交ざって楽しく行えた」と四日間を振り返った。
 最高齢の八十歳で参加した宮川会長は「みんなと仲良くでき、沿道からの声援には涙が出るほど嬉しかった。生涯のお土産になりました」と満面の笑顔。
 神田指導部長は「日本では歩けない、車道を歩かせてもらったことが一番嬉しかった。みんなで一緒に歩いて、楽しい話し合いができた」と喜びを語った。
 一行は二十一日に離伯した。

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