北海道協会=ラーメン祭りにぎわい=6百食が売り切れに

ニッケイ新聞 2008年8月27日付け

 ブラジル北海道協会婦人部「はまなす会」主催の「第十三回ラーメン祭り」が二十四日、サンパウロ市の北海道交流センターで開かれ、用意した約六百食を売り切る盛況ぶりだった。ピーク時の正午過ぎには、会場いっぱいに並べたテーブルで、麺をすする来場者で溢れた。
 用意したのは、しょう油ラーメン。あっさりとコクのあるスープは豚と鶏ガラで取り、二日前からじっくりと仕上げた。チャーシューと煮卵、メンマ、加えてなるとが入るなど、昔ながらの味わいが好評だった。
 同協会のYOSAKOIソーラングループによる発表や、ビンゴ大会も会場を盛り上げた。名物の北海ちらしほか、あんみつや苺大福、シュラスコなども人気を呼んだ。
 「長いこと続けているから早くラーメンを出せるようになった」と木下利雄同協会会長。ひっきりなしに入る注文を、婦人部員らが要領よくさばき、客を待たせることなくラーメンを提供した。
 女友達と会場に来た河井レジーナさん(37、三世)は「今年で二回目。スープも麺もとても美味しかった」と満足そうに話していた。
 なお、九月十四日午前十一時半から、同センターで、北海道エスコテイロ隊による「食べ物バザール」が開かれる。