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岩手県人会=母県地震に義援金2度=知事らから感謝の手紙

ニッケイ新聞 2008年9月2日付け

 六月十三日に起きた岩手・宮城内陸地震でブラジル岩手県人会が呼びかけた義援金が四十万円以上に達し、七、八月の二度に分けて日赤岩手県支部(支部長=達増拓也県知事)に送られた。
 岩手県人会では地震発生後、六月下旬から義援金の受付けを開始。最初に県人会ほか関係個人、企業などから集まった二十万円は七月四日、県人会創立五十周年式典のため来伯していた関係者から達増知事に手渡された。
 その後も県人会関係者ほか新潟、長野など他県人会などから計二十一万四千五百十円が寄せられた。この二度目の義援金は八月十二日、日赤岩手県支部に伝達された。
 知事からは八月二十一日付けで県人会に対し、「被災者のために有効に活用させていただく所存であります」とした感謝状が届いた。そのほか、一関市長、金ケ崎町長など関係自治体からも感謝の手紙が寄せられている。
 報告のため本紙を訪れた千田会長は、「被害額に比べればわずかな金額ですが、気持ちとして受け取ってもらえたら。はやく被災地が復興して、元の生活に戻ってほしい」と話すとともに、「協力してくださった方々にお礼を申し上げたい」と、新聞を通じて感謝の言葉を述べた。

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