3都で「漢検」実施=申し込み締切りは26日

ニッケイ新聞 2008年9月4日付け

 財団法人日本漢字能力検定協会(本部・京都=大久保昇理事長)が実施する漢字能力の検定試験「漢検」が十月二十六日午前十時からサンパウロ市とリオ市、クリチーバ市の三都でおこなわれる。申し込み締切りは二十六日まで。
 漢検は日本の文部科学省にも認定されており、小学一年生レベル(八十字)から超難関の一級まで十二段階ある。日本では受検者の年齢は三歳から九十三歳までと幅広く、昨年の検者数は二百七十万人を超え、生涯学習として高齢者にも人気がでているという。
 最も歴史の長いサンパウロ市では十四回目で、ブラジル代理事務所長は山下日彬さん。ブラジルでの受検者は「腕試し」に挑戦する一世と日本語学習者に分かれるという。学習者は自分のレベルを確認するために受検、合格体験が日本語学習のやる気と自信につながっていくという。一世の人は頭の体操として年間を通じて勉強、挑戦する人も多い。
 サンパウロ市会場を担当する佐々木佳子先生によると、現在のところ最高が準一級の二人で、一級の合格者はブラジルではでていない。「今年は為替の関係で受検料が割安になっていますので、ぜひたくさんの人に受検してもらいたい」と話している。受検希望者は下記にメールか電話で申し込みを。
【漢検実施概要】
 ◎サンパウロ市会場=ブラジル日本語センター(Rua Manuel de Paiva, 45 Vila Mariana)。担当=佐々木佳子(11・5631・4733/yoshikosassaki@terra.com.br)
◎リオ会場。場所=リオデジャネイロ日伯文化協会(Av. Franklin Roosevelt, 39 sala 1507/12 ? Castelo、Estaca o Cinelandia)担当=柳内麗子(21・2220・7877/2240・2024/riobunka@nethall.com.br)
◎クリチーバ会場。場所大山学園(Av. Luiz Xavier, 68 – Galeria Tijucas – cj.722 ? Centro)担当=佐々木美恵子(41・3222・8333/curso_oyama@yahoo.co.jp)