オザスコ=2期目挑戦のヤマト市議=「日系社会支援つづけたい」

ニッケイ新聞 2008年9月4日付け

 今年十月の市議会選挙にむけて、現職のオザスコ市議のファビオ・ヤマトさん(31・四世)が一日に来社し、関係者とともに、これまでの日系社会の貢献や今回の選挙への意気込みを述べた。
 ファビオさんは、同市市議や副市長をつとめた父親のセルジオさんの影響で、四年前、二十七歳の若さで初めて立候補し、最年少の市議として見事当選を果たした。今回の選挙は、二期目の挑戦となる。
 ファビオさんと来社したオザスコ文協の高清名誉会長と大滝多喜夫渉外担当、ファビオさんのスタッフの面迫さなえさん、アドリアーノ・シスカンさんは、「彼は日系社会のために積極的に協力してくれている」と手放しで感謝する。
 説明によれば、ファビオさんは、同文協の建物や外壁の修復のために、自分のスタッフを何人も派遣。その費用も全額負担した。また、全伯で強豪として知られる同文協の相撲やバレー、バドミントン部の活動支援を継続的に実施している。
 人口百万人都市のオザスコでは、今回の選挙に、五百人もの候補が乱立。二十一の議席をかけて、選挙活動を続けているという。ファビオさんは、「当選後も積極的に日系社会への支援を続けていきたい」と意欲的に述べた。