セアザも百周年祝う=日系の農業貢献を顕彰=来年以降もイベントを

ニッケイ新聞 2008年9月12日付け

 農業に貢献した日本人を顕彰―。サンパウロ州食料配給センター(CEAGESP、以下セアザ)は、日本移民百周年を記念したイベント「フェスティバル100」を二十、二十一の両日午前十時から、セアーザの敷地内(Av Dr Gastao Vidigal 1946-Portao 7 Vila Leopoldina)で開く。
 セアザに拠点を置く事業主で構成される組合SINCAESP(ロブソン・コリンガ組合長)の主催。入場、駐車場ともに無料。
 ラジオ体操とスザノ福博村の青年らによる太鼓が演奏される開会式は、二十日午前十一時に行われ、サンパウロ州内の農業関係者二十五人が表彰される。
 鳥取県人会のシャンシャン傘踊りや平田ジョーさんのショーのほか、日本食を提供するバンカやバザーも楽しめる。
 コリンガ組合長、古賀オズワルド・イベント実行委員長、井上久弘補佐、協力団体インスティトゥートICAROの小川彰夫代表が十一日午後、案内のため来社した。
 小川代表は、セアザがあるピニェイロス周辺に日系イベントがないことを挙げ、「来年からも続けていく動きもある」と話す。
 古賀実行委員長によれば、セアザで活躍する日系人は花卉で七割、野菜は約三割だという。「農業で活躍してきた日本人をオメナージェンできれば」と多くの来場を呼びかけている。
 イベントに関する詳細は、SINCAESP(電話=11・3643・8888)まで。