ゼツリーナ=3百人で盆踊り賑わい=6月には百周年式典も

ニッケイ新聞 2008年9月27日付け

 ゼツリーナ日本人会(池原明徳会長)は、長らく中断していた盆踊り大会を昨年より再開し、「第三回盆踊り大会」を二十日、同会館で開催した。
 当日は天候が小雨交じりで懸念された大会もゴヤンベ、リンス、プロミッソン、平野植民地、ペナポリス各都市から多数の参加者が集い、午後八時に開会した。
 各来賓の挨拶の後、ゼツリーナ音頭を皮切りに、海を渡って百周年音頭、花笠音頭、担馬盆唄、炭坑節、フォークダンスをゴヤンベ楽団の力強い演奏に合わせて踊った。
 約三百人の踊り子たちで賑わい、中休みには来場者全員にランシェや飲み物が提供された。近頃にない賑わいを見せ、午後十一時半、盛大裡に閉会した。
 なお、同日本人会では去る六月十八日に、日本移民百周年記念式典を盛大に行い、八十歳以上の会員の表彰と記念品の贈呈、また全会員の名前を刻んだ記念プラッカを会館前庭に設置した。
 各植民地の過去より現在までの写真の展示や、婦人部員の日伯両国家の斉唱、海を渡って百周年音頭の歌を披露。また、非日系人会員の協力を得て数々のイベントを行い、百周年記念式典が有意義に終わった。