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三井住友銀行=CDM事業で伯に子会社=邦銀では初めての試み

ニッケイ新聞 2008年10月23日付け

 株式会社三井住友銀行は十六日、ブラジル三井住友銀行(BSMB)の傘下に、クリーン開発メカニズム(CDM)事業にかかるコンサルティングを行う全額出資子会社を九月三十日に設立したと発表した。
 CDMコンサルティング専業子会社の設立は邦銀初の試みで、日に日に関心の高まる地球温暖化防止に関連して、日本の京都議定書の目標達成、途上国の持続可能な発展に貢献することを目的としている。
 BSMBは温室効果ガス排出量・排出枠(排出量)に関わる業務として、排出量取引の媒介業務、排出量の決済に関連する支払・送金・保証などの金融業務、排出量に関する金融スキームの構築を行っているが、同子会社の設立により、新たにCDM事業に関するコンサルティング業務を手掛け、専門性と付加価値を一層高め、排出量の需要者、供給者のニーズに応えていく。

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