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世界連邦運動協会=宇都宮筆頭副会長らが来伯=ブラジルの支持訴え下院で講演

ニッケイ新聞 2008年10月31日付け

 ブラジル政府に対し、世界連邦支持決議を要請するため、世界連邦運動協会の宇都宮憲爾筆頭副会長(岡山県岡山市)と今村義治同協会副理事長(神奈川県鎌倉市)が二十七日に来伯、二十八日、ブラジリアの連邦下院議会の外交防衛小委員会主催による講演会に参加した。
 二十九日、宇都宮副会長と今村副理事長、松藤良光同会ブラジル本部会長、宗教法人「大本」の藤本和治特派宣伝使が来社し、報告した。
 講演会は、飯星ヴァルテル連邦下議が中心になって開催されたもので、ウィリアン・ウー、高山ヒデカズ両下議がサポートした。宇都宮副会長は「世界の潮流と世界連邦実現への道」と題して、約三十人の下院議員らを前に話した。今村副理事長は「国際刑事裁判所(ICC)ローマ規定の条文中に核兵器の使用禁止条項を明記すべきことを提案する」とのテーマで講演した。宇都宮副理事長は「世界連邦の推進に協力してもらう好感触を得た」という。
 宇都宮副会長は、九六年の来伯時にも、「二十一世紀への日伯協力に寄せて」とした講演会を開き、多くの出席議員から賛同を得たという。
 公式ホームページによると、世界連邦運動協会は一九四八年、尾崎行雄、賀川豊彦らによって結成された非営利団体。以来、ほぼ半世紀の間、国際組織である世界連邦運動(WFM)の傘下のもとで運動を展開している。本部はニューヨークにある。現在、二十四の国と地域にある加盟団体と六十カ国に在住する個人会員で構成している。
 国連やEUを超えた、世界のすべての国を統合した組織の成立を目指しており、世界平和の実現とともに核兵器廃絶に向けた活動を行っている。
 宇都宮副会長と今村副理事長は二十九日、帰国した。

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