日本祭は10万レの黒字=県連代表者会=県連センター建設提案も

ニッケイ新聞 2008年11月5日付け

 ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)は、十月三十日午後四時から文協ビル内で十月度代表者会議を開いた。
 最初にブラジル日本語センターの丹羽義和事務局長が、日本語速成塾について紹介し、訪日前に受講することを薦めた。続いて十月度事務局報告、前回議事録確認、九月度会計報告がそれぞれ行われ、その場で承認。
 十月十九日に広島県人会で開催された第二回弁論大会について野口圭三長崎県人会会長が報告した。
 当日は約六十人が訪れ、二十七人が出場。滝波ジョナタ晃璽さん(こうじ、19)が優勝した。野口会長は「参加者は熱を入れて弁論大会に参加していた」「次回も続けていきたい」などと感想を語った。
 七月に開催された第十一回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭)について加藤恵久実行委員長は前回に続き、現在もスポンサーと交渉中と説明し「今回は、十万レアルは完全に残る」との見通しを示した。
 加藤氏はそのほか、十四日から十六日までパルケ・アグアブランカ(Av.Francisco Matarazzo,455)で開催されるオルト・フルト・フェスタ(ミニ日本祭)についても説明した。食ブース出店を予定しているのは十八の県人会および団体で、グローボ局などによる放送も予定されているという。
 その後、定款委員会(園田昭憲委員長)、県連センター委員会(吉村幸之委員長)、国際交流委員会(矢野敬崇委員長)、事務局委員会(山田康夫委員長)が活動を報告。会議の終わりには出席者から、来年度の事業として県連会館の建設が提案されたが、とくに合意はなかった。