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百周年の最後は大講堂で=ピアニスト寺田まりさん迎え

ニッケイ新聞 2008年11月11日付け

 「百周年の最後を飾るのに相応しいグランド・ピアニストのコンサート。ぜひ大勢の人に来ていただきたい」――。ブラジル日本文化福祉協会音楽委員会(本田ジュリア委員長)が三十日午前十一時から開く文協ドミンゴコンサートについて、案内に来社した羽田宗義・山川健一両副委員長は、こう熱心に来場を呼びかけている。入場無料。
 演奏者は、ドイツ在住で世界的に活躍する日本人ピアニストの寺田まりさん。二人によれば、忙しい寺田さんの日程を調整するため、一年前から関係者と打ち合わせを重ねてきた。普段のコンサートは文協小講堂でおこなっているが、今回は大講堂で行う気合の入れようだ。
 曲目はショパン「ノクターン」、ドビュッシー「版画より第三曲 雨の庭」、滝廉太郎「荒城の月」、平井康三郎「幻想曲 さくらさくら」、ヴィラ・ロボス各曲など多数。
 寺田さんは、直前に東京でコンサートをしてから来伯。ミナス州ポッソス・デ・カルダス市で公演してから文協公演をおこなう。その翌日にブラジリアで公演を控えるなど、大変忙しい日程だ。
 二人は「素晴らしい演奏が聞けます。ぜひ家族や友人を誘ってお越しください」と話している。
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 同委員会では、保存できる食品もしくは日用雑貨などを持参して欲しいと呼びかけている。集まったものは福祉団体に寄付する。

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