椎の実学園56周年=卒業式と音楽発表会

ニッケイ新聞 2008年11月26日付け

 椎の実学園(落合磨園長)は十六日、サンパウロ市の鳥取交流センターで学園創立五十六周年記念を兼ねた第四十七回卒業式、ならびに第四十二回音楽発表会を開いた。
 卒業式は日伯両国歌と学園歌斉唱で始まり、落合園長と小野寺七郎教師が、無事に卒業を迎えた園児たちを激励した。卒業生を代表して、永石光晴くんと桑名真由美ちゃんが答辞を述べた。
 続いて行われた音楽発表会では、各部に分かれてコーラス、独唱、二重唱、器楽合奏、キーボード独創など、日本の童謡や唱歌などを披露。小野寺教師をはじめ、小山裕子、太刀ミリアン、小野すみれ教師や琴の齊藤寿美江教師らの指導による練習の成果を発揮した。
 発表会には同窓生らも参加。美しいメロディーを奏で、教師や後輩を感激させていた。小野寺さんは、「同窓生たちもいつも変わらない心遣いで学園のことを思っていてくれている。行事にはいつも参加してくれ、立派にできることは胸が熱くなる思い。常に心豊かに生徒たちと共に歌ったり、楽しんだりすることは貴重で、我が学園の誇りでもある」と、話していた。