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武本文学賞の入賞者決定=ポ語部門の応募が急増

ニッケイ新聞 2008年11月27日付け

 第二十六回武本文学賞の選考結果が発表された。応募数は全部門で二百五十九編だった。応募の傾向としては、ポ語の部門が次第に盛況となり、ハイカイ、ポエジーア、コントスの三部門だけで日語の七部門をはるかに越える応募者数となってきた。
 入賞作品はブラジル日系文学誌第三十一号に掲載される。なお授賞式は来年三月頃の予定。
 各部門入賞者、作品名などは次の通り。(敬称略)
■小説部門(八編)
【佳作】=「ジャカランダの春」中村茂、「センテナリオ」加藤武男
■随筆部門(七編)
【佳作】=「城の崎にて」富岡絹子、「老いの周辺」須田正子
■翻訳部門(六編)
【佳作】=「マリアの惨事」伊達すみえ、「マリアの悲劇」鯖戸みや、「マリアの悲劇」舞田蛭唖
■短歌部門(九編)
【佳作】=「いのちの日々」平川忠志、「詩想」藤田あや子、「鳥の巣」神林義明
■俳句部門(二十六編)
【入選】「移民の詩」須賀吐句志、【佳作】=「アマゾン大河」戸口久子、「種をまく」三宅昭子
■川柳部門(二十四編)
【佳作】=「人生譜」藤井憲子、「辛抱」上地花子、「森羅万象」井上天晴、「黙々と」大城戸節子
■詩部門(十五編)
【佳作】=「鍾乳洞」坂上美代栄、「故郷は今」富岡絹子、「大地に芽」早川正満
■コントス部門(五十八編)
【入選】=アルナルド・ペレイラ・ダ・S・ジュニオール、【佳作】=ナジル・アルベス・ダ・S・ベジン、ジュリョ・コレイア、ジョゼ・アルベルト・ロペス、マリア・アパレシダ・S・コケマラ
■ハイカイ部門(三十九編)
【佳作】=ネイデ・ロッシャ・ポルトガル、マエレン・マドレイラ、ルシア・エレナ・Μ・ゴンサルベス
■ポエジア・リブレ部門(六十七編)
【入選】=イズミ・フジキ、【佳作】=レジナ・アロンソ、ベアトリス・バジン・デ・カンポス、エズメリノ・R・ジュニオール

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