■訃報■出羽孝史氏

ニッケイ新聞 2009年1月8日付け

 元日本航空リオ支店長の出羽孝史(いずわ・たかし)さんが七日朝、リオ市内の病院で亡くなった。昨年十一月末に転んで胸を強打してから具合が悪くなり、年末から十六日間集中治療室で過ごしていた。享年八十八歳。
 山口県萩市出身で一九三三年に渡伯。リオ大使館勤務、日航同支店長、ツニブラトラベル顧問に加え、リオ日系協会会長も通算十一年間務めた。
 グアナバラ州名誉州民賞(一九七二年)、リオ市カリオカ市民章(七四年)、サントス・ズモン章(八八年)、日本政府からも勳六等単光旭日章(九二年)を受けており、同地日系社会の重鎮だった。
 通夜は七日午後にリオ市内のセミテーリオ・デ・カジューのメモリアル・ド・カルモで、葬儀は八日午後一時から行われ、荼毘に付される予定。